製品開発フロー
バンダイナムコアミューズメントラボが手掛ける製品はどのように出来上がるのでしょうか?
ここでは施設全体ではなく、ゲームセンター向けの製品開発を例に説明します。
製品プロジェクトメンバーは各職種から1~数名参加します。
期間は内容によって変わりますが、早いもので数か月から、2年程度。
担当者は自らの専門性を生かし、
責任をもってプロジェクト発動からリリースまで製品開発に携わります。
新入社員は研修後、本人のスキルを鑑みながら
先輩社員と一緒のプロジェクトからスタートします。
開発フロー(一例)
1企画立案
プランナーを中心にチームを組んでニーズの仮設を立てたり、
市場の分析をするなど考察を重ねて、
『どんな人』に向け
『どんな独自の面白さ』を与えるのか、を考えます。
それを実現するための手段を検討し、
企画のコアとなる『コンセプト』を組み上げます。
2試作開発
魅力的なコンセプトが完成しても、
『これ本当に面白くなるの?』という疑問が残ります。
そこでイメージ通りの面白さや魅力が
実現できるか、メンバーがすぐ『作って』試します。
全体をプランナー、ソフト面をプログラマ、ハード面をメカ、電気エンジニア、プロダクトデザイナーが担当します。
3ユニット各社と協議
完成のイメージが固まったところで、お客様への販売を担当するユニット内企業(バンダイナムコアミューズメントなど)とゲーム内容の確認や、今後のテスト設置など、製品展開について、協議を行います。テーマによっては複数回開催することも。
4製品開発1(プロトタイプ開発)
5実店舗テスト設置
バンダイナムコアミューズメントラボが重視している過程として、ユーザーテストがあります。
開発中の製品を実際の店舗や試作スペースで遊んでもらったりして、より良い製品を完成させるための情報を集め、開発に活かします。
6製品開発2(量産版開発)
テストで得た情報を活用しながらゲーム機を完成させます。
ユーザーテストで得た情報を活用し、製品パフォーマンスをブラッシュアップさせた後、
動作検証で不具合を十分調べて改善して製品を完成させます。
また、同時に量産に向けた部品の選定や、工場との調整を進めます。
7完成
コンセプト開発の始まりからリリースまで、考え続けた「アソビ」の完成です。プロジェクトによっては製品販売後もサポートやバージョンアップを実施します。
プロジェクトメンバー全員で試行錯誤しながら、アイデアが形になって現れてくる過程や、自分達が創出した「アソビ」でお客様が「笑顔」になったシーンを見られた時が、一番やりがいを感じる瞬間です。