メカエンジニア

学生時代、 夢中になっていた ゲームの後継機を 自ら担当することに!

H.N

メカトロ部 
2015年入社

入社の経緯と
現在の仕事

自由なムードの中
創造性に溢れた仕事をチームで楽しくやっている。

子どもの頃からゲームが好きで、高校生以降はゲームセンターに通うようになりました。特に「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」にハマっていました。モノづくりも好きだったので、大学・大学院では機械工学を専攻しましたが、就職する時に考えたのは「好きな物に関わる仕事がしたい」ということでした。説明会に足を運んだ際に、当社は自由なムードの中で創造性に溢れた仕事をチームで楽しくやっ ている雰囲気が感じられ、よい印象を抱きました。
配属となったメカトロ部はメカエンジニアがそろっている部署で、アーケードゲーム機の機械設計や、そこに使われる要素技術の研究をしています。私は2023年から景品を取るタイプのいわゆるプライズゲーム機全般を担当していて、小規模製品のディレクション、中規模製品の企画メンバーとして、仕様策定に携わっています。自分の思い描いたゲーム機が、そのまま現実となって店頭で遊ばれている姿を見ることができるところに、仕事の面白味ややりがいを感じています。

印象的なエピソード

「耐久性は?」「安全性は?」
先輩からの厳しい指摘に鍛えられた。

私はゲームセンターで「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」に夢中になって、それが入社のきっかけにもなったわけですが、入社後にこのシリーズの後継機のハード開発を担当することになりました。(※)新人時代からことあるごとにこのゲームの魅力を周囲に語り、上長にもアピールしていたのですが、入社3年目の終わり頃から4年目にかけての時期に、後継機の設計の話が部署に届き、私は“いの一番”に手を挙げました。まだ経験の浅い私でしたが、熱意を買っていただき、担当することになった時は、天にも昇るような気持ちの高ぶりを覚えたものです。ただし、プロとしての仕事は決して甘いものではありませんでした。設計するたびに先輩からレビューを受けるのですが、「耐久性は?」「安全性は?」など厳しい指摘を次々に受け鍛えられることになりました。またデザイナーとの調整も簡単ではなく、約1年がかりで完成にこぎ着けました。今は自分で創ったゲームを自分でプレイして楽しんでいます。

  • (※)「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」シリーズは株式会社バンダイナムコスタジオの開発タイトルですが、ハード面の設計や装飾デザイン、「ガンダムVS.モバイル」等一部を当社にて担当しています。

Schedule

  • 9:00
    出発

    都内から電車で通勤

  • 10:00
    始業

    メールやチャットの確認と対応。
    プロジェクト定例会に参加

  • 12:00
    昼食

    通勤時に買っておいた食事を、
    好きなゲームの動画を見ながら自席で

  • 13:00
    打合せ

    定例会や仕様に関する打合せなど

  • 14:00
    設計・試作

    3DCADを使っての設計や、部品の試作などの個人作業。
    試作は外注・3Dプリンタ・手加工を組み合わせて、
    効率よく行う

  • 19:00
    終業

    何もなければ定時に退社。
    図面の出図や設計の詰めのタイミングなどでは
    残業をすることもある

  • 19:30
    確認

    帰り道でゲームセンターに立ち寄る。
    お客様の様子や各機種の人気具合、流行りの景品など、
    業務に役立つ情報も多々得られる。

  • 20:30
    帰宅

    ペット(チンチラとヤモリ)の世話をしてから夕食。
    妻とゲームや動画視聴。
    入浴後、午前1~2時前後に就寝。

今後の目標と
就活生へのメッセージ

「楽しい」に寄り添う仕事。
完成度は担当者の熱意に左右される。

今後の目標は、大規模プロジェクトのメイン設計を担当できるようになることと、企画能力を高めて中規模プロジェクトのディレクションができるようになることです。どちらも今取り組んでいる仕事を極めた先にあるものだと考えているので、目の前の仕事に全力で取り組み、あらゆる物事を糧にしたいと思っています。
当社のメカエンジニアは、一般的な設計職と異なり、毎回違うものを設計することになります。このため常に何かで苦労することになるわけですが、その分だけ多方面の能力を身につけることができます。いろんなものを創ってみたいという好奇心旺盛な人が向いていると思います。また、アミューズメント機器は、人の「楽しい」「好き」に寄り添うもので、その完成度は担当者の熱意に左右されます。どんな機器でも情熱を持って取り組める熱い人を歓迎します!

MyPortfolio

学生時代、研究室では着用型の筋力補助装置の研究をしていました。複数人で研究・設計をしていたので、役割確認や意見交換を頻繁にしていました。また、サークル活動では、二足歩行のロボットを制作していました。3、4年時にはモーターや基板を自費で購入し、自分専用のロボットを作ったのがよい思い出です。大学院では、研究室対抗球技大会を主催、会場の確保、各研究室への連絡、当日の仕切り等、あらゆる面で奮闘しました。

取材日:2025年1月
※掲載内容は、取材日時点の情報となります。